軽く考えてはいけない男性更年期(LOH症候群)

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男性の更年期障害

40歳以上で強烈な倦怠感やイライラは男性更年期障害(LOH)の疑い

40歳以上の男性で、イライラすることが多い、よく眠れない、神経質になった、不安感がある、ひどい倦怠感、のぼせ、性欲の低下、ひどい発汗がある、などの症状は男性更年期障害(LOH)の疑いがあります。

男性更年期障害(LOH)とは、加齢やストレスなど何らかの原因によって男性ホルモン(テストステロン)が急激に減少してしまっている状態に起こります。男性更年期障害(LOH)はメンズクリニックや泌尿器科で診断が受けられます。

男性の更年期は最近になって取り上げられるようになりましたが、ネットの書き込みを見てみましても悩みはかなり切実です。

41歳から去年までの5年間、冷や汗が出るぐらいの強烈な倦怠感とのぼせで、 もう死ぬんじゃないかと思った。6年くらい全身の火照りに悩まされた。

身体のエネルギー供給力そのものが低下しているような感じ。 仕事に限らず生活全般の意欲がわかない。

40歳頃に不眠から始まり、途中でイライラが増し、47~48歳頃に気が付いたらウツ。文章も読めなくなり記憶力も悪くなった。TVやDVDを観ていても内容が理解できなくなる。

40だけどイライラしたり落ち込んだりを繰り返す。夜も眠れない。

男性更年期障害(LOH)の診断はAging Male Symptom (AMS) のスコアで評価する

男性更年期障害(LOH)の症状はAging Male Symptom (AMS) という国際基準の診断表によって評価されます。AMSは精神・心理・身体・性機能についての17項目で5段階評価を行い、その合計値によって症状のレベルを診断します。合計値が26以下なら正常、27~36は軽度の症状 、37~49は中等度の症状、50以上は重症と診断されます。

総合的に調子が思わしくない
(健康状態、本人自身の感じ方)
なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
関節や筋肉の痛み
(腰痛、関節痛、手足の痛み、背中の痛み)
なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
ひどい発汗
(思いがけず突然汗が出る。緊張や運動と関係なくほてる)
なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
睡眠の悩み
(寝つきが悪い、ぐっすり眠れない、浅い睡眠、眠れない)
なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
よく眠くなる、しばしば疲れを感じる なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
いらいらする
(当り散らす、些細なことにすぐ腹を立てる、不機嫌になる)
なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
神経質になった
(緊張しやすい、精神的に落ち着かない、じっとしていられない)
なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
不安感(パニック状態になる) なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
身体の疲労や行動力の減退
(全般的な行動力の低下、活動の減少、趣味に興味がない、達成感がない)
なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
筋力の低下 なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
憂うつな気分
(落ち込み、悲しみ、涙もろい、意欲がわかない、気分のむら、無用感)
なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
「人生の山は通り過ぎた」と感じる なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
力尽きた、どん底にいると感じる なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
ひげの伸びが遅くなった なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
性的能力の衰え なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
早期勃起(朝立ち)の回数の減少 なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)
性欲の低下
(セックスが楽しくない、性交の欲求が起こらない)
なし
(1点)
軽い
(2点)
普通
(3点)
重い
(4点)
非常に重い
(5点)

フリーテストステロンが8.5pg/ml未満がLOH症候群治療介入を行う基準値

40歳以上で男性更年期(LOH症候群)の症状があり、血中のフリーテストステロンの値が8.5pg/ml未満であれば男性更年期(LOH症候群)と診断されます。その場合、ホルモン補充治療が第一選択肢として行われます。

また、8.5pg~11.8pg/ml未満の場合でもホルモン補充が治療選択肢になります。国際的には総テストステロン値が300~320ng/mlの場合を治療介入の基準値としていますが、日本人は欧米人と違い、歳をとっても総テストステロン値は変化せず、フリーテストステロン値が低下すると言われています。

そのため、総テストステロン値で判断するのではなく、フリーテストステロンを基準とするところが多いようです。

テストステロン補充療法(TRT)

男性更年期(LOH症候群)と診断されると治療法としてテストステロン補充療法(TRT)が行われます。テストステロン補充療法(TRT)には経口剤、注射剤、皮膚吸収剤があります。

日本では注射剤のエナルモン・デポーのみが保険適応となり、経口剤や皮膚吸収剤は保険適用外となります。エナルモン・デポー250mgを2~4週間に1回の頻度で投与されます。

一定期間、エナルモン・デポーの投与でフリーテストステロンの値が高いレベルに落ち着いてきたら漢方薬に切り替えたりもするようです。

また、年齢が若い場合は男性ホルモンそのものを投与するのではなく、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)の働きを改善させるように治療を行う場合もあります。

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テストステロンはただただ増やすだけでは無く、減らさないようにすること

何か月もの間、テストステロンを補充し続けたとしても、フリーテストステロンレベルが上がらない場合があります。

テストステロンは体内にあるアロマターゼという酵素によって女性ホルモン(エストラジオール)に変換されてしまうケースです。

つまり、テストステロンを補充したにもかかわらず、それらが女性ホルモンに変換されてしまい、より一層アンドロゲンとエストロゲンのバランスが崩れてしまいます。

また、慢性的にストレスにさらされることでコルチゾールというホルモンが分泌され続け、コルチゾールがテストステロンを減少させてしまいます。

それ以外にも、テストステロンが性ホルモン結合淡泊(SHBG)というたんぱく質と結合することで、不活性状態になる場合もあります。

テストステロンはただただ増やすだけでは無く、減らさないようにすることがとても重要となるのです。

(参考:テストステロンの天敵、アロマターゼとは?
(参考:テストステロンを減らすストレスホルモン「コルチゾール」

本サイトではテストステロンを増やしたり、減らさないようにする方法に特化してリサーチしています。あくまで個人が調べた結果をまとめているものであり、お勧めしているものではありませんので予めご了承下さい。


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