フリーテストステロンを増やすビタミンD

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性ホルモン結合淡泊(SHBG)と結合したテストステロンは使いもにならない

テストステロンの中でも実際に活性化できるフリーテストステロンは全体の1~2%程度しかありません。性ホルモン結合淡泊(SHBG)というタンパク質と固く結合したテストステロンは全体の35-75%を占め、これらは活性化されず人体に何の作用も与えません。

つまり、活性化できるフリーテストステロンをいかに残せるかが重要となります。いくらテストステロンを増やしたとしてもテストステロンがアロマターゼ酵素によって女性ホルモン(エストロゲン)に変換されたり、性ホルモン結合淡泊(SHBG)と結合されると意味がありません。

加齢とともに性ホルモン結合淡泊(SHBG)は増える

実際に、若年男性と高齢男性で総テストステロンの内訳を比較してみた結果、総テストステロンの量は変わらなくても、フリーテストステロンの量は若年男性の方が高い傾向にあります。

加齢とともに性ホルモン結合淡泊(SHBG)は増加し、フリーテストステロンの量は20代の頃の3分の1、4分の1に低下します。更に女性ホルモン(エストロゲン)が増加すると性ホルモン結合淡泊(SHBG)も増加します。

フリーテストステロンレベルを高く保つためにはビタミンDが必要

こちら(https://www.healthy-pass.co.jp/media/2012-11-01.pdf)の臨床試験論文を見ますと、血中のビタミンDレベルが高い方がフリーテストステロンレベルを高く保ち、性ホルモン結合グロブリンのレベルが低いという結果があります

医療関係者追跡調査で、男性 1362 名の血中ビタミンD濃度と総テストステロン、遊離テストステロン濃度の相関を見たところ、ビタミンD濃度が高い男性ほど総/遊離テストステロン濃度が高いと発表されました。

ビタミンD濃度が 75-85nmol/L(30-34ng/mL)以下では濃度依存的にテストステロン濃度が高くなりますが、それ以上は濃度に左右されずに水平を保つようです。

また、テストステロン濃度の季節的変動も見られませんでした。
(Clin Endocrinology, Vol.77, Issue 1, pg 106-112)

ビタミンDに関する研究論文

英国マンチェスター大学による臨床試験論文では、40歳から79歳の男性グループを対象に、ビタミンDとテストステロンレベルの関係を調べた研究を行っています。

ビタミンDが欠乏した男性群(20ng/ml以下)ではフリーテストステロンレベルが低く、女性ホルモン(エストロゲン)レベルが高いことが分かりました。生殖機能が低いと共に、ビタミンD欠乏の男性群は体脂肪が多く、心血管疾患の頻度も高く、憂鬱症にかかりやすいことも明らかとなっています。

逆にビタミンDが十分(30ng/ml以上)な男性群はテストステロンレベルが高く、体脂肪が低い、筋肉の割合も高く、総体的に健康状態が良好という結果が見られました。

これらの結果ら、テストステロンを分泌する様々な腺の細胞にはビタミンD受容体があることから、ビタミンDがテストステロン生成をサポートするもの示唆しています。

更にビタミンDは男性の体内テストステロンをエストロゲンに変換するアロマターゼを抑制すると考えられています。
Lee, D, Tajar, A., et al. Association of Hypogonadism with Vitamin D Status: The European Male Ageing Study. European Journal of Endocrinology. January 2012. 166, 75-85.

オーストリアグラーツ大学医学部の研究によると、テストステロンレベルが低くかつビタミンDが欠乏した男性群に、毎日ビタミンDを3,332IU(またはプラセボ)1年間投与したところ、1年間でビタミンDのレベルが2倍に高まり、十分な範囲(36ng/ml)まで達することを確認しました。

ビタミンDを摂取した男性群は、研究終了時にはフリーテストステロンのレベルが20%高まっており、プラセボ群はテストステロンレベルにもビタミンDレベルにも変化はなかったそうです。
Pilz, S., Frisch, S., et al. Effect of Vitamin D Supplementation on Testosterone Levels in Men. Hormone and Metabolic Research. 2011. 43, 223-225.

ビタミンDは紫外線を浴びる事で人間の体内で合成される

ビタミンDの90~100%は紫外線によって体内で合成されます。デスクワークや屋内で1日中過ごす人のほとんどはビタミンD不足の状態に陥っていると言えます。

実際、先進国人口の約4割の人が、自覚のないままビタミンD欠乏症に掛かっていると言われています。ビタミンDはホルモン同様、紫外線を浴びる事で人間の体内で合成する事が可能です。

言われてみれば、1日中日差しを浴びている漁師や土木作業員、建築作業員なんかはテストステロンレベルが高そうに見えますね。

本サイトではテストステロンを増やしたり、減らさないようにする方法に特化してリサーチしています。あくまで個人が調べた結果をまとめているものであり、お勧めしているものではありませんので予めご了承下さい。


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