環境ホルモンがもたらすテストステロンへの影響

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環境ホルモンとテストステロン

エストロゲンに似た作用を持つ「内分泌かく乱物質」

多くの化学物質は、エストロゲンもしくはエストロゲンに似た作用を持っており、現在では「内分泌かく乱物質」と呼ばれています。これら環境ホルモンが男性の体内にとりこまれることでアンドロゲンとエストロゲンのバランスが崩れ、さまざまな影響を及ぼしていると言われています。

これらの化学物質にはフリーテストステロンと結合し、テストステロンの生成や維持を阻害するものもあります。近年の男性不妊や前立腺がんの増加、うつ病患者や乳がん患者の増加、若年性の脱毛症(AGA)など、これらはホルモンバランスの乱れによって影響が起きていると考えられています。

化学物質の歴史

過去60年間に工業製品や農薬、薬品などの化学物質の急速な発達にともない、男性の精子の数は圧倒的に少なくなり、また精巣がんの患者数が増えるという事実が、いま世界中で見られています。

このような環境ホルモンは人だけでなく、動物や植物にも影響を及ぼします。例えば、エストロゲン様(エストロゲンに似た作用をもつ)化学物質で汚染された下水処理場から流れ出る下水に生息する魚は、常に強力な作用を持つエストラジオールにさらされており、オスがメス化することが解っています。中には性転換し、子供を産む金魚などもいるそうです。

エストロゲン様化学物質

エストロゲン様化学物質として代表的なものを例に挙げてみましょう。

・DDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)
DDTは殺虫剤や農薬として使用され、環境ホルモンの代表格とされています。現在、日本国内において製造・使用が禁止されていますが、一部の発展途上国(中国やインドなど)においてはマラリア予防や農薬として製造されています。

・ビンクロゾリン
ビンクロゾリンは、ブドウやきゅうり、レタス、玉ねぎ、トマトなどの農作物に広く使われる農薬で、強力な抗アンドロゲン作用があります。ビンクロゾリンはロニラン、オルナリン、クララン、ボラランなどさまざまな製品名で販売されています。

・プロピコナゾール
プロピコナゾールは農薬や殺菌剤として利用され、環境汚染物質の中では極めて作用が強いとされています。男性の避妊薬として利用を検討されるほどです。

上記以外に、ポリ塩化ビニル(PCB)、ダイオキシン、ビスフェノールA、フタル酸エステル、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)など、これらは男性の生殖器に直接影響を及ぼすことが明らかになっています。

日常にはびこるエストロゲン様作用物質

エストロゲン様作用物質は私たちの生活のいたるところに姿を変え存在しています。
例えば、コンビニ弁当のプラスチックのスプーン、焦げ付き防止加工が施されたフライパン、缶ジュースの容器の内貼り、化粧品や芳香剤、日焼け止めクリームや家庭用洗剤など、気を付けていても防ぎようが無いくらいあります。

アロマターゼの減少させる・活動を阻害させる

エストロゲン過多になりアンドロゲンとエストロゲンのバランスが崩れてしまった場合、アロマターゼの活性を抑制し、テストステロン(男性ホルモン)がエストラジオール(女性ホルモン)に変換させないようにすることが重要です。以下はアロマターゼを減少させる方法を紹介します。

・体脂肪を落とす。
脂肪細胞ではたくさんのアロマターゼ酵素が活性化されます。

・緑茶サプリメントを摂取する。
緑茶に含まれるカテキンには、血中のエストロゲン濃度を低下させる働きがあります。
参考:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/2829.html

・ビタミンDを摂取する。
ビタミンDにはテストステロンからエストロゲンへの転換を減少させる抗アロマターゼ作用があります。

・アロマターゼ阻害効果のあるサプリやハーブ類を摂る。
ネトル(イラクサ)の根、亜鉛、キサントン、インドール3カルビノール、クリシンなど。

また、メンズクリニック等ではアロマターゼ阻害薬としては以下が投与されます。
・アナストロゾール(アリミデックス
・エキセメスタン(アロマシン
・レトロゾール(フェマラ

まとめ

これら内分泌かく乱物質によってテストステロンレベルが著しく低下していたり、アンドロゲン/エストロゲンのバランスが極端に偏るといった事例が、私たちの日常に起こっています。

例え、遠くの異国で使われている農薬だったとしても、その国の土壌が汚染され、その国で作られた作物を輸入し、私たちの食卓に並んでいる可能性だってあります。

いまの世の中は、エストロゲン過多になっている異常な状態といっても過言ではないかも知れません。

テストステロンを増やし、エストロゲンやアロマターゼを阻害する作用もつ食物や植物、天然のサプリメントを日常的に追加することで、アンドロゲン/エストロゲンのバランスを修復させることは可能です。

特に中年男性にはテストステロンについて置かれている状況に気付き、早々に対応することが重要です。

本サイトではテストステロンを増やしたり、減らさないようにする方法に特化してリサーチしています。あくまで個人が調べた結果をまとめているものであり、お勧めしているものではありませんので予めご了承下さい。


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