テストステロンを増やす植物アンドロゲンとは?

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テストステロンを増やす植物アンドロゲン

ハーブ

植物アンドロゲンは、比較的最近になって知られるようになりました。わたしたちの環境のいたるところに存在する植物にもテストステロンが含まれるということが解ってきました。それらの研究は未だあまり進んでいないそうです。因みに植物エストロゲンは古くから知られており研究が進んでいます。植物アンドロゲンはフリーテストステロンを増加させ、アンドロゲン/エストロゲンの割合を改善してくれます。

例えば、植物アンドロゲンには以下の様な働きがあります。
– 体内のアンドロゲンの生成を活発にする。
– テストステロンを直接供給する。
– アンドロゲンのエストロゲンへの変換するのを抑制する。
– アンドロゲンが性ホルモン結合グロブリン(SHBG)やアルブミンと結合するのを抑制する。

以下に植物アンドロゲンを持つ代表的なハーブを紹介しましょう。

松の花粉

松の花粉

松の花粉や樹皮、実や葉などのあらゆる部位にテストステロンが含まれています。その中でも花粉にテストステロンが非常に多く含まれているそうです。間接的にテストステロンの分泌を増やすのではなく、テストステロンそのものです。松には強い男性ホルモン様作用があり、血中のフリーテストステロンレベルを高め、アンドロゲン/エストロゲンの割合を改善してくれます。

栄養価も高く、アミノ酸を多く含んでおり、肝細胞の再生を活発にし、血中のコレステロールを下げ、心臓・肝臓、脳のSOD(スーパーオキシドジムスターゼ)という強力な抗酸化物質のレベルを高め、免疫力も向上させるなどの作用があるとのことです。

ある調査で、松の木を扱った製材所の近くを流れる川の水には強いテストステロンが多量に含まれており、そこに生息するメスの魚がオスに性転換するケースがあるということが明らかになった、等の事例もあるそうです。

松の花粉を食べ物や薬として使用されてきた歴史は古くからあり、特に中国では長寿や老化防止の栄養剤としいて何千年も昔から使用されてきました。残念ながら現在(2017年)では日本国内での流通はほとんどありません。また、松の花粉についての研究はほとんど中国で行われ、研究論文はほとんど英訳されていないそうです。

スティーブン・ハロッド・ビューナーは自著であるナチュラルテストステロン―男性更年期とハーブの活用 で、松の花粉が最も強力な植物アンドロゲンであると記しています。

トリビュラス(ハマビシ)

ハマビシはあまり聞きなれませんが、国内でも生息し本州~四国・九州にかけての温暖な海岸に自生しています。ハマビシは脳下垂体にある黄体形成ホルモン(LH)を刺激し、精巣のライディッヒ細胞でテストステロンを分泌させるように働きます。

研究では、ハマビシを3週間服用した男性の尿中にはDHEAS(ジヒドロエピアンドロステロン硫酸塩)の大幅な増加が見られました。また他の研究ではハマビシを服用した男性の性欲が高まったと述べられています。

ハマビシは体内のテストステロンを増加させ、アンドロゲンとエストロゲンのバランスをとるのに有用です。男性不妊の原因である精子の数が少ないケースや運動性が低いケースなどの治療に処方されます。ハマビシは精子の形成や運動に極めて強い影響を与えるのだそうです。

ある研究では、無精子症の患者にハマビシを服用させたところ、精子形成を大きく増進させたとのことです。また、性的衝動、勃起、射精が著しく高まったなど、他の研究でも同様の結果が出ているそうです。

ハマビシは男性向けの精力剤などにも使われています。残念ながら日本国内では医薬品成分とされており、いわゆる健康食品や食用に供することは禁止されています。ですので、自己責任となりますが個人輸入等で入手するしかなさそうです。

ネトル(イラクサ)の根

イラクサ

ヨーロッパやアメリカが原産のネトル(イエラクサ)は古くからハーブ治療の薬草として使われてきました。葉の部分がアレルギー性鼻炎や関節炎などに有効で国内でもよく使われています。根の部分は体内のフリーテストステロンレベルの増加や前立腺治療のために使われます。

ネトル(イエラクサ)の根はテストステロンがSHBG(性ホルモン結合グロブリン)と結びつくのを抑制し、フリーテストステロンの量を増やします。体内にある全てのテストステロンには活性化される(使うことができる)テストステロンと活性化できない(使うことができない)テストステロンがあります。

活性化される(使うことができる)テストステロンにはフリーテストステロンと呼ばれる何とも結合していないフリーなテストステロンがあります。活性化できない(使うことができない)テストステロンにはSHBG(性ホルモン結合グロブリン)というタンパク質と固く結合したテストステロンがあります。

ネトル(イエラクサ)の根がテストステロンの代わりにSHBGと結合することで、フリーテストステロンがSHBGに結合するのを防ぐというユニークな働きがあります。また、強い抗アロマターゼ作用があるため、テストステロンがエストラジオールに変換することを阻害します。この働きは人の胎盤や動物実験、生体外実験でも見られたそうです。

ネトル(イエラクサ)の根には前立腺機能を活性化する強い作用があり、様々な臨床試験で良い結果が得られたそうです。前立腺肥大の進行度が1期から3期までの患者でネトル(イエラクサ)の根の使用により夜間頻尿や尿の出、残尿感、前立腺の肥大が縮小が見られたと報告されています。

チョウセンニンジン

チョウセンニンジン

チョウセンニンジンは中国、韓国、ロシアが原産地で中国では何千年も前から薬用目的で多量に使用されてきました。日本国内でもなじみがあり、研究論文も非常に多くあります。ヨーロッパの臨床研究では視覚、聴覚、敏捷性、集中力、精神面の明晰さ、難解な概念の把握力、そして呼吸運動の強化などが見られたそうです。

また、男性の生殖器系への明確な働きが見られたと報告されています。チョウセンニンジンを1日4g、3か月間摂り続けた結果、治験者の男性にテストステロン、ジヒドロテストステロン(DHT)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、精子の増加および運動性の向上が見られました。

黄体形成ホルモン(LH)はテストステロンの生合成や血流のテストステロンの分泌を活発にし、卵胞刺激ホルモン(FSH)は精子の形成に不可欠なホルモンです。FSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体ホルモン)はGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)というホルモンによって下垂体から分泌を促します。

チョウセンニンジンの成分であるギンセノシドは体内で生成される性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)と同じくらい強い作用を持つことが解ってきました。ギンセノシドは性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)が放出したかのように働きかける、もしくは放出を刺激するかのどちらかの作用が起こる様です。

一般的にチョウセンニンジンは体内に直接テストステロンを供給するものではなく、テストステロンの生成および精子の形成をより活発にするために黄体形成ホルモン(LH)や卵胞刺激ホルモン(FSH)を刺激する物質であると考えられています。

本サイトではテストステロンを増やしたり、減らさないようにする方法に特化してリサーチしています。あくまで個人が調べた結果をまとめているものであり、お勧めしているものではありませんので予めご了承下さい。


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