テストステロンの天敵、アロマターゼとは?

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アロマターゼ

アロマターゼとは

本サイトでも頻出するキーワードに「アロマターゼ」という物質があります。アロマターゼとは体内にある酵素で、男性ホルモンを女性ホルモンに変換する働きがあります

男性ホルモンであるテストステロンをエストラジオールという強力な女性ホルモンに変換してしまうのです。

つまり、いくらテストステロンを増やしたとしても、体内のアロマターゼが活性化されてしまうとテストステロンは減り、エストラジオール(女性ホルモン)が増えてしまうという働きをもった酵素なのです。

アロマターゼは脂肪細胞に存在

アロマターゼは精巣や卵巣、肝臓、脳、脂肪細胞に存在します。コチラの記事でも書いていますが、特に太っている男性はテストステロン値が低いと言われます。

おなか周りの脂肪細胞には、たくさんのアロマターゼ酵素が存在します。つまり、脂肪の量が多ければ多いほど、アロマターゼの働きは活発になり、テストステロンをエストラジオールに変換し、テストステロンレベルが下がっていくのです。

アロマターゼは男性不妊の原因

アロマターゼの活性は男性不妊の原因として考えられています。ニューヨーク・コーネル大学のシュレーゲル教授の研究論文では、

「精子の濃度が損なわれている男性は、一般に過剰なアロマターゼ活性を有しており、テストステロン/エストロゲン(T/E)が相対的に増加している。」

と論じています。

また、アロマターゼ阻害剤に関する研究論文では、

「17人の無精子症、10人の乏精子症と診断された男性不妊患者に対してレトロゾール2.5mg/dayを6か月以上内服させた結果、乏精子症の10人に精液量、精子数、運動率、総運動精子数で上昇が見られし、そのうち2人が自然妊娠した。また、無精子症の17人では、4人に精子が出現するようになった。」

とあります。
※レトロゾールはアロマターゼ阻害薬として閉経後の乳がん治療に使われる治療薬(フェマラ)です。

男性不妊の患者は、テストステロンが低くエストラジオールが高め、というアロマターゼ活性が一般に比べて高いことが原因の1つとして考えられているようです。

テストステロンを減らさない

テストステロンを増やすことも大事ですが、それ以上にテストステロンを減らさないことも重要です。以下にテストステロンレベルを下げない、減らさない方法を挙げてみます。

・体脂肪を下げる。
脂肪細胞にはたくさんのアロマターゼ酵素が存在します。脂肪率を減らすことによってアロマターゼ酵素のレベルを下げます。

・お酒を飲みすぎない。
アルコールは精巣のライディッヒ細胞でテトラヒドロイソキノリンを蓄積させ、テストステロンの生成を阻害してしまう。テトラヒドロイソキノリンは女性ホルモンのエストラジオールと同じくらい強力と言われ、肝臓の働きを悪くし、肝臓のエストロゲンを排出させる働きも低下させてしまいます。3週間毎日ビールを飲んだ人と、毎日ノンアルコールのビールを飲んだ人では、テストステロン値が3割近く違っていたという研究結果も出ています。

・ビールは飲まない。
ビールに含まれるホップには強い女性ホルモン様作用(女性ホルモンに似た作用)を持ちます。おそらく地球上で最も強い女性ホルモン様作用のある植物と言われています。ホップに含まれる女性ホルモン様作用のほとんどは女性ホルモンの中で最も作用の強いエストラジオールです。

・アロマターゼ阻害活性を持つサプリメントを服用する。
亜鉛やキサントン、ネトル(イエラクサ)の根、緑茶、セロリ、キャベツ・ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜、夏枯草(ウツボグサ)、黄連(おうれん)、霊芝(れいし)などは、アロマターゼの働きを抑制する作用があります。

トリプルアクションアブラナ科の野菜エキスは、ホルモンレベルやDNAを健康的に維持するために作られたサプリで、強力なアロマターゼ阻害物質として働くアピゲニンが25mgまれているだけでなく、エストロゲンの代謝を促進させるDIM(ジインドリメタン)とその前駆体であるインドール-3-カルビノールブロッコリーエキスなどアブラナ系の野菜エキスが含まれています。

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